花も葉もシンプルで美しく、世界中で人気のあるチューリップ。
子供の頃から親しんでいる方も多いのではないでしょうか。
認知度も高く、公園などの植栽でも見かける「春の風景」に欠かせない春の代表花、チューリップについてご紹介します!

Flower Data チューリップ
ユリ科・チューリップ属
原産地 中央アジア~北アフリカ
開花期 3月下旬~5月上旬
出回り時期 12月~3月
和名 ウコンコウ (鬱金香)
花言葉 「思いやり」「博愛」
チューリップのお手入れ方法

チューリップは水揚げがいいので、水揚げ方法はさほど気にする必要はありませんが、バケツなどに水を張り、茎を水の中で切る「水切り」がおすすめ。茎の切り口は真っ直ぐが良いでしょう。

花瓶などに生ける際は「浅水」がおすすめ。※「浅水」とは、花瓶に入れる水の量を少なくすること。
チューリップをはじめとする春の球根花の切り花は、茎が柔らかいものが多いので、水に浸かっている部分の茎が多いと、お花は元気でも、茎が腐って折れてしまうことがあるため、浅水が適しています。
しかし、チューリップは水をよく吸い上げるお花なので、水が少なくなりすぎないよう注意し、お水はこまめに取り替えてあげましょう。「フラワーフード」(切花鮮度保持剤)を使うのもおすすめ。
伸びる!?

チューリップは切り花にしても成長するお花で、花瓶などに生けている間にも伸びてきます。
室温が高いと成長が早くなり、一晩のうちに10センチ程伸びることもあるので、暖かくなる場所を避けると良いでしょう。また、蕾のものを購入すると、より長く楽しめるでしょう。
チューリップの由来

チューリップの語源は、トルコ語「チュルバン」(ターバン/頭に巻く帯状の布)。
お花の形が似ているから?と思いましたが、当時トルコに駐在していたオーストリア大使が、チューリップの花の名前を尋ねた際、通訳が誤ってターバン(チュルバン)に似ていると答えたことから伝わり、現在のチューリップと言う名が生まれたそうです。

春先になるとつい口ずさんでしまう、歌にもなっているお花。
咲き方も様々な種類がありますので、是非、色々なチューリップを見つけてみてくださいね!