桜の後はアジサイで季節を楽しもう
そろそろ桜が満開となり本格的に春を感じる季節になりました。
桜と言えば満開の桜の木の下でのお花見が楽しみですね。
桜は、花七日と言われるほど咲いてから満開になり、散るまでにわずか7日と短く儚いものです。
そんな桜を満喫した後はアジサイで落ち着いた大人の季節の感じ方をしてみてはいかかでしょうか。
知らない人はいないといっても過言ではないほど有名なアジサイ。
とは言えアジサイに関して知っていることは「梅雨の時期に見られる花」「6月の花」という印象が強く、他に知っている事は少ないのではないでしょうか。今回はアジサイの魅力ご紹介いたします。
アジサイってどんな花?
アジサイの語源は”集真藍(アズサアイ)”から由来し、藍色の花が集まって咲くということから名づけられました。
アジサイは「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ」の2種類に分かれています。
「ガクアジサイ」
「ホンアジサイ」
ホンアジサイは一般的に私たちのよく見かける種類ですよね。
アジサイは昆虫によって花粉が運ばれる虫媒花で、花の色が土壌の酸性度によって変化することが特徴です。
酸性なら青色に、アルカリ性なら赤色とされています。
そんな色の変化するアジサイには多くの花言葉があります。
・移り気
・高慢
・あなたは美しいが冷淡だ
こんなマイナスな花言葉を持っているのをご存知でしょうか。
マイナスのイメージもあり結婚式での装花としてされることが少なかったのですが最近ではプラスのイメージも広まり装花としても見かける機会が多くなりました。
・元気な女性
・強い愛情
・辛抱強い愛情
というプラスの花言葉もあり、母の日に贈るものとしても人気があります。
アジサイの見頃はいつ?
そんな鎌倉の名所ベスト3をご紹介致します。
第3位!
長谷寺
経蔵(輪蔵)の裏手にある散策路。
斜傾地を利用した散策路は色とりどりのアジサイが植えてあり、6月には鎌倉でも有数のアジサイ観光スポットになります。
(写真は長谷寺ホームページより引用)
第2位!
成就院
第1位!
明月院
アジサイが咲き乱れる参道。ここは鎌倉の初夏の定番の絶景!
この参道は6月には鎌倉でもっとも賑わう参道となります。
ランキング及び画像出典:鎌倉トリップ
やはり鎌倉の趣のある雰囲気とアジサイの雰囲気素敵ですね。
そんなアジサイも都内でも楽しむことができます。
都内でも見られるアジサイの名所3選
椿山荘
都内のホテルとして日本庭園の大きさは最大級です。
緑あふれる庭園ではたくさんのアジサイを見ることができ、夜になるとホタルも見られます。
白山神社
境内には約3,000株の様々なアジサイが植えられており、例年6月上旬から中旬にかけ文京アジサイまつりが行われるほどアジサイの名所となっています。
飛鳥山公園
ガクアジサイを中心に約1,300株が線路沿いに花を咲かせます。
約350メートルもアジサイの道が続きます。
見頃は5月下旬から6月下旬頃までとなっています。
出典:みんなであじさいめぐり
アジサイの特徴や名所をご紹介してきましたが見るだけではなく女性に嬉しい効果も秘めているのです。
女性に嬉しい効果とは?
女性ホルモンの分泌を促す???
紫色には、緊張や不安を癒して穏やかな気分をもたらす力があり、更には女性ホルモンの分泌を促し、体の内面の美しさを 呼び起こすパワーもあるそうです。
アジサイを吊るして病気を防ぐ???
そんな毒素があるゆえ、昔の人はアジサイには霊力が宿るとみなし、魔除けとして使いました。アジサイを半紙でくるみ水引で結んだものを、毎月6のつく日から家の軒先などに逆さにして吊るします。
若狭野天満神社の魔除けアジサイ
吊るす場所によってご利益が代わり、軒先や玄関に吊るすと魔除けや金運アップに、トイレに吊るすと女性特有の病気を防ぎ、老後に下の病気で悩むことがなくなるとも言われています。
こんな素敵なアジサイならば、ぜひとも生活に取り入れたい! と思いますが、アジサイにはさまざまな言い伝えやタブーが存在します。例えば、色褪せることからお見舞いや仏花にはNG、強い毒素を含むので、食用にすることや料理の飾りに使うのは厳禁など様々あります。
このようにアジサイには知られざる秘められた効果もあるのです。
さて、これからが本格的な春の始まりですが桜の季節が終わるとアジサイの季節がやってきます。
春のお花見とはまた違った雰囲気の落ち着きのあるアジサイを見て心を落ち着かせた大人の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。